「週末のイベントに出店することになったけれど、キャッシュレス決済がないと売上が下がりそう…」 「たった1日、2日のために月額契約をするのはもったいない」
そんな悩みを抱えるイベント主催者や出店者のために、決済端末を「1日単位」などの超短期で利用する方法を解説します。実は、方法は「レンタル」だけではありません。
目次
決済端末を短期利用する2つの方法
短期間だけ利用するには、大きく分けて「①専門業者からレンタルする」か「②月額無料のサービスを購入してしまう」という2つの選択肢があります。
1. 決済端末レンタル専門業者を利用する
イベント用品レンタル会社や、決済代行の代理店などが提供しているサービスです。
- 仕組み: 端末(iPadなどのタブレット込みの場合が多い)と通信環境がセットで届き、イベント終了後に返却します。
- メリット: 設定済みの状態で届くため、電源を入れるだけですぐに使えるケースが多いです。4G/LTE通信込みのプランならWi-Fi環境も不要です。
- デメリット: 割高です。1日~数日の利用でも、初期費用や配送料を含めると数万円かかることがあります。
2. 月額費・解約金「0円」のサービスを購入する(おすすめ)
実は、今のトレンドはこちらです。「Square(スクエア)」などのサービスは、初期費用(端末代4,000円〜7,000円程度)のみで導入でき、月額固定費や解約金が一切かかりません。
- メリット: レンタルするより圧倒的にコストが安いです。一度購入すれば、次回のイベントや来年の出店時にもそのまま使えます。
- デメリット: 自分でアカウント作成や審査申し込み(通常数日〜数週間、Squareなら最短当日)を行う必要があります。
1日利用で失敗しないための3つのチェックポイント
屋外フェスやポップアップストアなど、普段と違う環境で使う場合は以下の点に注意が必要です。
① 通信環境(インターネット)はあるか?
決済端末は必ずインターネット接続が必要です。
- 屋内会場: 会場のWi-Fiが使えるか、電波強度は十分か確認しましょう。
- 屋外・フェス: Wi-Fiがない場合、スマホのテザリングで凌ぐか、SIMカード内蔵型の端末(またはモバイルWi-Fi)を用意する必要があります。
② 電源とバッテリー持ち
「屋外で電源がない!」というトラブルは非常に多いです。
- モバイルバッテリーで充電しながら使えるタイプか確認しましょう。
- プリンター内蔵型はバッテリー消費が激しいため、予備電源の確保が必須です。
③ 審査期間と入金サイクル
- 審査: 多くのサービスは審査に2週間程度かかります。「今週末使いたい」という場合は、審査スピードが早いサービス(Squareなど)一択になります。
- 入金: イベントでの売上はすぐに現金化したいもの。翌日入金に対応しているサービスを選ぶと資金繰りが楽になります。
結論:1日だけでも「購入」がお得なケースが多い
「レンタル」という検索ワードで探し始めると、数万円のレンタルプランしか見つからず諦めてしまう方がいます。
しかし、もし今後も年に数回イベントに出る可能性があるなら、**「月額費無料の端末を購入して、使いたい日だけ使う」**のが最もコストパフォーマンスが良い方法です。
一方で、「審査の手続きが面倒」「通信環境もすべてお任せしたい」「二度と使わない」という場合は、多少割高でも**「短期レンタル専門業者」**に依頼するのが安心です。
イベントの規模と準備期間に合わせて、最適な方法を選んで売上の取りこぼしを防ぎましょう。

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